さて、先日はパウダーボードにはいろいろな形があって選ぶ基準は一昔前と変わってきてますよーなんてお話をさせていただきましたが今日は昨日の話題からもう一歩踏み込んで実際にこんな種類のパウダーボードがあってこういうシチュエーションで力を発揮しますよーって感じのお話をしていこうと思います。ここ数年で”ショートワイド”というワードを耳にすることが多くなってきたように思いますが、お客様とコミュニケーションをとる中で意外とその特性が広く知れ渡っていないのを感じたので本日改めてショートワイドの特性をシェアさせていただき、皆様のボード選びの参考にしていただければと思います。
形状は文字通り、短くて太い板ということになります。その短くて太い形状に従来よりもきつめのサイドカーブを施しターンの弧をクイックにして、太さがあって浮力があるのにその太さを感じさせない取り回しの良さを実現しています。つまりショートワイドの得意な地形はツリーの中のタイトなパウダーということになってきます。すなわちショートワイドパウダーボードはこれからツリーランの上達を考えているライダーにもってこいの1本となっております。
「パウダーは滑れるんですけどツリーランが苦手なんです。」よく耳にするお言葉です。そういった方の使用ギアをお伺いしているとレングスが長めのディレクショナルボードに硬めの足回りでセットアップしている方が多いように感じます。そのセットアップは開けたバーンは最強です。ただ、低中速域で細かくターンを刻みながらのツリーランは文字通り細かい操作、クイックな切り返しが必要となってくるので板のチョイスを変えるという選択肢を持っておくことで間違いなくライディングレベルの上達を助けてくれるでしょう。そして日本のゲレンデはサイドカントリーに行こうと思うとツリーランというパターンのスキー場がとても多いのが特徴です。そういった理由からも自身のボードコレクションにショートワイドを迎え入れるのは大いにありだと思います。1枚ショートワイドを持ったことがきっかけでそちらをメインボードとしてお使いいただいても遜色ないラインナップをターミナルではそろえております。
1番右の”DIAMOND TAIL 154″はしっかりとしたテーパードシェイプ、反りあがるタイミングが早いノーズ、短めのテールがツリーのみならず沢地形でその威力を1番に発揮します。ニセコアンヌプリのゲートをくぐって滑ったり、ルスツの”あの沢”へアクセスするときなんかは最高の相棒になってくれることでしょう。
真ん中の”powder racer 151″は SPRING BREAKの仕掛け人コリースミス氏が1番気に行っているシェイプでそのシェイプをよりたくさんの人に乗ってほしいということで作られたウッドコアの材料を見直してお求めやすい価格になったモデル。本当にバランスの取れたシェイプでどんなバーンでも足が疲れない、楽に滑れちゃう魔法のボードです。
そして1番左の”SLASH SLASHER 147″このボードはまずはそのウエストの太さが28.4cmと特徴的。さらに驚くべきはその有効エッジの長さ。レングス147に対して1208mmの有効エッジ、これは通常のディレクショナルボードの157~160辺りのボードに匹敵する長さの有効エッジを誇ります。このボードは間違いなく唯一無二の乗り味が楽しめるボードになっていると豪語できます。
ターミナルにはほかにも個性豊かなシェイプドボードを多数取り揃えております。ショートワイドボードはこれからの時期、シャバ雪もそのクイックな取り回しの良さからサーフライクな乗り味が楽しめるので幅広いシーズンで遊べてとにかくおすすめのジャンルです!気になる方はぜひお店に遊びに来てください。スキー場の帰りにも立ち寄り易いロケーションとなっておりますのでウェアでのご来店も大歓迎でございます!まだまだ続く北海道のスノーボードシーズン楽しんでいきましょう!
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